久しぶりにお話しして(ライブ界隈の問題点、かな)

こんばんは。玉石でございます。
先日某所に行った時に、帰りにある人と一緒になり、途中までご一緒したんだけどね。
まあ、多趣味な方で実に魅力的な方なんだが、過去はよくライブハウス界隈でもよくお見かけしたんだけどね。最近あまりお見かけしないから、ちょっとなんでか訊いてみたのさ。
理由はまあ、こんなとこさ。推しのバンドや歌い手さんとかお目当てで行くけど、わずか25分か、40分で、あとはそう推しでもなければ、極端な話、どんなバンドか分からないバンドを幾つも聞くことに疑問を感じるようになったということと、他にも趣味があり、それぞれもっとメリットあると考えると一回3000円位のライブすらもったいなくなってということだった。
これなんだか凄く説得力があるんだ。大概のライブは4つとか5つとか競演しますが、推しのバンド一つで、他は知らないとか正直、25分の為に全部観るのと同じ金額を払うことになるよね。
金額設定はライブハウスとしては損益計算のギリギリだとか、素晴らしいバンドばかりだから最後まで居るべきとか、途中で帰ってしまうのが空しいとか、演者さんや興行サイドの言い分はあるだろうし、まあ俺みたいな、音楽のジャンルに関係なくどんなライブも楽しんじゃうヤツとかはエエんやけどね、そうじゃない人からしたら、割高でリスキーなお金の使い方になる。しかし、推しだけ見て帰るとなると、その25分なり、40分なりを満足させてあげられるのか。推しは良いが25分だけ、という話で十分にお客様目線だと言えるのか。なんなら1バンドだけ観るディスカウントチケットとか、あって良いん違いますか。
非常に烏滸がましい言い方だけど、正直この現実を見たらワンマンで相応に動員出来ないレベルでは、ビジネスとしては損益分岐点以下で、ビジネスとしては成り立たない。ライブハウス界隈はさらに価格の硬直性が高くて、所謂需要が少ない場合の価格設定が、市場原理にも合わない。往々にして価格に見合わない満足度(効用)しかお客様に与えられない事例が出る。ビジネスじゃねえよとふんぞり返ってみたところで、ああそうかい、それなら満足じゃないからライブハウスには行かないよ、他で遊ぶ、となるわな。
まあ、俺は今までそんなことは気付いてはいたが、気にしないで、2ヵ所3ヶ所掛け持ちしたりしたし、推しが一つだけでも参戦してきたよ。
ただ、以前のように複数の趣味を復活させよう、とかライブ以外でお友達と遊んだり、何より家庭の事情で複数の子女の学費負担とか含めて、資金事情もタイトになるとか、最近周りでバンド以外にサイドビジネスをバンドマンがやりだしたように(それ自体は悪くない)なり、そちらにも遊びに行き、となると、色々見直しが要る時期に来ている、と思います。
9月位から、年内をメドにあれこれ考え直します。どのビジネスでも提供する物事の値打ちが価格を決め、需要(動員)を決めるのが真理だし、そう思うと固定客(需要)が十分に成り立ってるバンド以外はよく考えてみて。
俺がどうこう、ではなく、あなた自身がどう思うのか、音楽との向き合い方が、真摯というのは当然なのですが、更に努力工夫の余地はないか、仕組み自体を変える必要はないか、考えることは無駄ではないと思います。
あたしが知るバンド、歌い手の方はホンマに真摯に活動されてます。信念もある。
だからこそ、いつまでも続けて欲しいし、その為にビジネス的な視線は必要という話でした。
色々ご意見あるでしょうが、またその矜持を傷つけた、言うならスミマセンとは思うけど、よく考えて欲しいんですよ。
素人が偉そうに言うてスミマセン。